残暑厳しき折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
会では去る8月15日、「広島文学保全の会」などと共催で行っている
恒例の夏の行事「原爆•反戦詩を読む市民の集い」を無事終了致しました。
台風接近中にもかかわらず、90人もの方々に足をお運びいただき、
沢山のお言葉やご声援を賜りました。ご厚意に心より感謝いたします。
以下、当日の様子を簡単にご報告いたします。
広島文学資料保全の会 代表の土屋時子さんが開会の言葉を。
ぺ・ハクテさんによる、鎮魂のチャンゴ演奏。
ユネスコ記憶遺産に申請予定の原民喜「原爆被災時のノート」抜粋は
会員の高田裕志さんの朗読。リアルタイムの記述の迫力を感じます。
「碑銘」を朗読する会員の佐藤芳子さん。
「かけかへのないもの」を読む初参加の高校生たち。
太田洋子の母校、進徳女子高校の2年生3人組です。
左から荒木奈津美さん、坊田亜悠子さん、井口桃未さん。
ラストは高校生らが音頭を取って全員で「永遠のみどり」を。
若々しく力強い平和への祈りが会場に響きました。
広島文学資料保全の会の方々は、太田洋子、峠三吉、栗原貞子の作品を。
上の写真は作家の中澤晶子さんと保全の会の高山いづみさんによる
太田洋子の「屍の街」抜粋。心に沁み入る朗読です。
栗原貞子「ヒロシマというとき」。何度聞いてもハッとさせられます。
他にも栗原貞子や峠三吉の詩数篇、素晴らしい朗読で聴かせていただきまし
たが、残念ながら写真が撮れておりません。申し訳ございません!!
強く訴える力がありました。
第2部は、水島裕雅先生(広島大学名誉教授•広島文学保全の会顧問)の講演。
「広島に文学館を設立する意義と課題」ー広島の原爆文学の意義を軸としてー
第3部は、ユネスコ「世界の記憶」登録申請の歩みを、広島大学名誉教授•
保全の会幹事の成定薫先生より。
保全の会事務局次長の河口悠介さんからは、この度のユネスコ申請
に新しく加えられた、太田洋子自筆原稿「屍の街」について。
大変興味深く有意義なレポートでした。
参加者お一人お一人、皆さまのお力添えで無事に会を終えることができました。
厚く御礼申し上げます。
また、ご準備や進行に尽力くださいました広島文学資料保全の会の皆さまにも、
この場をお借りして心より感謝申し上げます。 広島花幻忌の会
8/16付朝刊(中国新聞)
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