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広島花幻忌の会(原民喜文学の研究・継承)

当会は、原民喜の文学を愛する人々の集いです。会からのお知らせを随時更新します。

2020年夏の行事ご案内 ー8・15 朗読会 (広島花幻忌の会 広島文学資料保全の会 共催)ー

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    新型コロナウイルス感染症が収束しない中、大雨豪雨による被害も

多発し、何かと落ち着かない日々をお過ごしのことと存じます。

皆さまお健やかにお過ごしでしょうか。

 今年の夏は、毎年 広島文学保全の会と共催で行なっております恒例の

「8・15朗読会」を、久しぶりに屋外開催いたします。

現在、保存・活用策が検討されている旧陸軍被服支廠での朗読会です。

朗読はもちろん、チャンゴ演奏やバリトン独唱も予定されています。

 

  被爆75年を迎え、被爆体験の風化が益々懸念されております。

お目通しの上、ご参加をご検討くださいますようご案内申し上げ

ます。

 

       日時     8月15日   午後2時半~4時

       ところ  旧陸軍・被服支廠 

                       (広島市 南区出汐2丁目)

       ※ 八丁堀から 広大医学部・旭町行き 広島バス 「出汐町」下車

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 ※毎年夏の近状通信でご案内しております「縮景園原爆犠牲者慰霊

供養式」は、新型コロナウイルス感染症のため、今年はご遺族の

参加のみで開催予定です。会報でのご案内は控えさせて頂きます。
                                                                       

※延期としておりました「文学散歩の会」と「花幻忌の集い」は、

感染症の状況や会員の年齢層等の諸条件を鑑み、秋の開催を目指し

て再検討しております。決定次第、会員の皆さまには改めてお知ら

せさせて頂きます。

 

  広島花幻忌の会 ニュース

【 国立広島原爆死没者追悼祈念館   原民喜の遺影登録】

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    平和公園内のレストハウス南側にある、国立原爆死没者追悼館。

原爆死没者の尊い犠牲を銘記し、その体験を継承して平和な世界

を築くために2002年8月に開館した国の施設です。

  館内には、平和祈念死没者追悼空間があり、爆心地の「島病院」

付近から見た被爆後の街並 みを死没者数と同数のタイルを使い、

パノラマで表現。遺影コーナーでは、原爆死没者の名前と遺影を

公開し、亡くなった方々の被爆時の状況及びその後の経緯などの

事実を伝えています。この祈念館に2020年5月11日、遺族・原時彦

さん(民喜の甥・著作権継承者)によって、原民喜の遺影が登録され

ました。

 

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上 2020年5/12読売新聞

下 2020年5/12中国新聞

 

  登録された情報は、公開・非公開を選ぶこと もでき、プライバシー

等への配慮もなされています。しかし被爆後60年近く経過して設立さ

れたこともあり、未だ登録されていない方々が多くいらっしゃるのが

現状です。「ここに登録しておけば、永久に被爆の記録を残すことが

できる。原民喜の登録が多くの被爆者の方々の登録の契機となれば…」

と、広島花幻忌の会の長津事務局長。同館では民喜に続き、

5月21日、被爆作家・太田洋子さんの遺影も登録されました。

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 (上の写真は地下2階の遺影コーナー。登録された方を検索し、

画面上で確認することができます。)

  同館には他に体験記閲覧室や被爆体験を聞くための研修室など

もあり、情報展示コーナーでは現在「時を超えた 兄弟の対話」

というタイトルの企画展が催されています。画家・四國五郎さん

の作品と、被爆死した弟、直登さんの残した日記を中心にした

展示です。

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  展示室中央の大画面に映し出される映像に添えられているのは、

俳優・木内みどりさんによる、心のこもった朗読音声。

昨年秋、急逝される直前に収録されたものです。

被爆75年の夏、皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。

 


【 コロナ禍の中での会の活動 】

 

  突然世界中に襲いかかってきた、新型コロナウイルス感染症

広島花幻忌の会でも、春の集いや文学散歩の延期を余儀なくされています。

多くの方々にお 集まり頂く催しに関しては会員の年齢層を勘案した結果、

感染症が落ち着くまで延期しておりますが、原民喜文学の研究・継承の

活動は細々と続けています。

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   上の写真は、今年の夏に広島市内の高校で行われる平和学習のため、

原民喜詩碑前でビデオに向かい、生徒たちに語りかける原時彦さんの

様子です。

  コロナ禍の中にあっても、電子黒板やオンライン授業の普及により、

新しい形での継承活動が可能であることを実感しています。

被爆体験を風化させないため、世話人・会員有志らが力を合わせて会の

活動を続けています。

   広島花幻忌の会では長年に渡って原民喜に関する講話・レクチャー・

フィールドワークなどを、公民館や学校・サークル等の依頼に応じて

顧問・原時彦さんと会員らのボランティアで行ってきました。

自主制作DVDや会作成の小冊子など、工夫を凝らしたオリジナル資料も

徐々に整えてきています。

  講話等の依頼は随時受け付けておりますので、事務局までお気軽にお

問い合わせください。

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八幡公民館での講話

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  広島市内小学校でのレクチャー

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フィールドワーク(文学散歩)

 

※  会報や朗読会等の活動経費は会員年会費2000円で賄っており

    ます。会員の方々は会費の納入にご協力頂けましたら幸いです。

    新規入会などご不明な点は、事務局までお問い合わせください。

                                     連絡先     mail  hananomaboroshi@yahoo.co.jp

                                                  📞 090-9065-5345 (事務局 長津)

 

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

原民喜 #平和 #ヒロシマ #花幻忌 #平和学習 #語り継ぐ