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広島花幻忌の会(原民喜文学の研究・継承)

当会は、原民喜の文学を愛する人々の集いです。会からのお知らせを随時更新します。

原民喜生誕祭・追悼会のご案内

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すっかり秋らしくなって参りました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

2025年11月15日は、原民喜生誕120年目の記念日に

当たります。

1951年にこの世を去った原民喜ですが、

平和への祈りに満ちた彼の言葉は、時を超えて多く

の方々に受け継がれています。

 

当会は、今年3月に顧問・著作権継承者・甥の

原時彦さん、5月に事務局長の長津功三良さんの訃報に

見舞われました。

新事務局の体制もまだ十分に整っていない状態ですが、

今年は民喜生誕120年という節目でもあり、

以下の要領でささやかな集いを催すことに

致しました。

 

【 原民喜生誕120年 生誕祭・追悼の会 】

 

         記

 日時  11月23日(祝・日) 13:30~15:30 (予定)

 ところ 広島平和記念資料館 地下会議室2

 プログラム ① 開会挨拶 献花・黙祷 作品朗読

      ②  東京花幻忌会 代表・進藤裕美さんのお話

       ー「かそけくも真の文学」とはー

      ③  原時彦さん( 原民喜甥・著作権継承者・

       広島花幻忌の会顧問)、

       長津功三良さん(広島花幻忌の会事務局長)

       追悼の集い

      ④  閉会の言葉 

 

       ※当日参加も受け付けておりますが、できれば事前にメールにて

  出席のご連絡いただけましたら幸いです。

  ✉︎hananomaboroshi@yahoo.co.jp   (広島花幻忌の会事務局)

 

 

諸事情で旧事務局からの会員名簿のデータ移行ができておらず、

会員の皆さまへのお知らせも、ほとんどお届けすることができて

いない状態です。大変申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。

 

※再登録をご希望の方は、下記アドレスまでご連絡ください。

(データが一部失われているため、復旧が必要になっています。

お名前、ご住所、電話番号、メールアドレスなどお知らせ頂け

ましたら、再度登録いたします。登録には年会費は必要ございません。)

hananomaboroshi@yahoo.co.jp    (広島花幻忌の会事務局)

 

 以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

                                   広島花幻忌の会事務局

 

 

 

 

 

 

2024年 花幻忌の集い 延期のお知らせ

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3月に入ったにもかかわらず、寒の戻りを思わせる肌寒い日々が続いて

おります。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

3月13日の原民喜命日を控え、会でも恒例の集いを企画しておりましたが、

1月末に長津事務局長の骨折入院というアクシデントがあり、現在まだ退院

の目処がついておりません。また、会員高齢化が進む中、冬場の体調不良

を訴える会員の方々も多くおられるご様子です。

上記諸般の事情を鑑み、今年度の3月の集いは見送り、4月以降に延期する

ことを決定いたしました。

気候がよくなったら、またお会いしましょうと事務局長から伝言承って

おります。

開催の目処がつきましたら、再度お知らせいたします。

 

以上、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

【 インフォメーション 】

 

⭐️ 3月19日(火) 午後2時〜 広島東照宮 原民喜詩碑前にて

 原爆死没者慰霊のため、被爆ピアノの献奏があります。

 (被爆ピアノ友の会・広島東照宮主催)

 

 演奏者は、音楽家の小方祐馬さん。

 小方さんは高校時代から花幻忌の集いに何度も参加し、歌や演奏で祈りを捧げ、

 組曲「花の幻」も作曲してくれています。

 お席(椅子)はございませんが参加自由です。ご興味おありの方は是非。

 

⭐️展示会のお知らせ

EXHIBITION『往復書簡 /Correspondance』 
日付:2024.3/7(木) – 3/11(月)
 場所:YO-HAKU 広島県広島市中区小町 3-1 サンライズ小町 2F 
参加者アーティスト:吉田真也、岩手萌子、中西あい、アリー・ ツボタ

※入場無料


若手アーティストやアリー・ ツボタさんらによる展示。

原民喜と自身の間で架空の往復書簡を交わすというテーマで、原民喜を現在に蘇らせます。

 

 

⭐️ 世話人各位は、2024花幻忌にご参集ください。(日程は個別連絡)

  ご協力どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

2023年 原民喜生誕祭のご案内

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日毎に秋冷の加わる季節になって参りました。皆さまいかがお過ごし

でしょうか。

原民喜生誕日の11月15日前後に行っております恒例の生誕祭、

今年は後倒しで11月19日に予定しております。

入場無料、予約不要ですので、お誘い合わせの上、お気軽に

ご参加ください。以下、ご案内申し上げます。

 

 

日時 11月19日(日) 13:30〜15:30頃


場所 広島市中央公民館 大集会室

   (広島市中区西白島町24-35   電話082-221-5945)

   

 

プログラム


① 開会の言葉 献花 黙祷


② 作品朗読


③ 講演「原民喜と大田洋子」
   広島文学資料保全の会 事務局次長 河口悠介さん


ユネスコ「世界の記憶」の報告、図書館移転問題のその後
   広島文学資料保全の会代表 土屋時子さん


⑤事務局からのお知らせ 閉会の言葉

 

 

 

2023年 夏の行事ご報告

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残暑厳しき折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

会では去る8月15日、「広島文学保全の会」などと共催で行っている

恒例の夏の行事「原爆•反戦詩を読む市民の集い」を無事終了致しました。

 

台風接近中にもかかわらず、90人もの方々に足をお運びいただき、

沢山のお言葉やご声援を賜りました。ご厚意に心より感謝いたします。

 

以下、当日の様子を簡単にご報告いたします。

 

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広島文学資料保全の会 代表の土屋時子さんが開会の言葉を。

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ぺ・ハクテさんによる、鎮魂のチャンゴ演奏。

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ユネスコ記憶遺産に申請予定の原民喜「原爆被災時のノート」抜粋は

会員の高田裕志さんの朗読。リアルタイムの記述の迫力を感じます。

 

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「碑銘」を朗読する会員の佐藤芳子さん。

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「かけかへのないもの」を読む初参加の高校生たち。

太田洋子の母校、進徳女子高校の2年生3人組です。

左から荒木奈津美さん、坊田亜悠子さん、井口桃未さん。

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ラストは高校生らが音頭を取って全員で「永遠のみどり」を。

若々しく力強い平和への祈りが会場に響きました。

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広島文学資料保全の会の方々は、太田洋子、峠三吉栗原貞子の作品を。

上の写真は作家の中澤晶子さんと保全の会の高山いづみさんによる

太田洋子の「屍の街」抜粋。心に沁み入る朗読です。

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栗原貞子ヒロシマというとき」。何度聞いてもハッとさせられます。

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他にも栗原貞子峠三吉の詩数篇、素晴らしい朗読で聴かせていただきまし

たが、残念ながら写真が撮れておりません。申し訳ございません!!

最後は保全の会の方々による、峠三吉「よびかけ」群読。

強く訴える力がありました。

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第2部は、水島裕雅先生(広島大学名誉教授•広島文学保全の会顧問)の講演。

「広島に文学館を設立する意義と課題」ー広島の原爆文学の意義を軸としてー

 

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第3部は、ユネスコ「世界の記憶」登録申請の歩みを、広島大学名誉教授•

保全の会幹事の成定薫先生より。

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保全の会事務局次長の河口悠介さんからは、この度のユネスコ申請

に新しく加えられた、太田洋子自筆原稿「屍の街」について。

大変興味深く有意義なレポートでした。

 

参加者お一人お一人、皆さまのお力添えで無事に会を終えることができました。

厚く御礼申し上げます。

また、ご準備や進行に尽力くださいました広島文学資料保全の会の皆さまにも、

この場をお借りして心より感謝申し上げます。       広島花幻忌の会

 

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8/16付朝刊(中国新聞)

 

#原民喜 #原爆文学 #峠三吉 #栗原貞子 #太田洋子 #永遠のみどり #ヒロシマ #平和 #花幻忌

 

 

 

 

 

 

2023年 夏の行事ご案内

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 今年もヒロシマの暑い夏を迎えました。

次第に原爆の記憶も風化の彼方に押しやられようとしており

ます。しかし決して忘れてはならない記憶です。

今年も恒例の夏の行事「反戦•原爆詩を朗読する会」を「広島文学資料

保全の会」「四國五郎追悼の会」との共催にて開催致します。

是非とも皆さまのご参加をお待ち申し上げております。

 

とき 2023年8月15日(火) 14時〜 (開場 13:30〜)

ところ 合人社ウェンディひと•まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)

               北棟6階マルチメディアスタジオ

    (中区袋町6-36 ☎️082-545-3911)

 

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2023年原民喜「花幻忌の集い」ご報告

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早いもので、2023年も3ヶ月が過ぎようとしています。

会では先週3月21日(祝・火)、原民喜没後72年花幻忌の集いを

開催致しました。

あいにくの雨天にもかかわらず、40人もの方々にご参加いただき、

心温まるアットホームな雰囲気の中、無事に集いを終えられました。

皆さまのご厚意に心から御礼申し上げます。

以下、写真を交えて集いのご報告をいたします。

 

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長津事務局長による開会の言葉。原民喜や多くの原爆死没者の冥福を祈り、

今まさに戦争で苦しんでいる方々へも祈りを捧げます。

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続いて原民喜の遺影に献花を。

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最初に原民喜甥で著作権継承者の原時彦さん、原さんの長女で会の代表でも

ある友光民子さんが献花。参加者の皆さんも後に続きます。

 

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恒例の原民喜作品朗読。

若者グループの朗読者は、高校生の頃から参加している市内大学生の鳥田さん、

先日高校を卒業し4月から大学生になる土井さん、現在高校生の高橋さんの3人です。

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原民喜の「コレガ人間ナノデス」「かけかへのないもの」、

「碑銘」などの作品朗読に交え、作品から自分たちが受け取った感想も発表。

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朗読作品ラストは「永遠のみどり」。

会場の方々も3人に続き、一緒に朗読しました。

 

永遠(とわ)のみどり

 

ヒロシマのデルタに

青葉 うづまけ

 

死と焔の記憶に

よき祈よ こもれ

 

とはのみどりを

とはのみどりを

 

ヒロシマのデルタに

青葉 したたれ

 

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若者たちは、ロシアによるウクライナ侵攻などにも触れ、ひとりひとり

が平和への決意とメッセージも語ってくれました。

今まで何度も会に参加して、戦争や原爆を知る世代の方々から多くの言葉を

受け取ることができた、という鳥田さんは、

「自分が受け取った言葉を、多くの人に伝えたい」と、嬉しいメッセージ。

若者たちの頼もしい言葉に、会場の方が大きく頷くシーンも見られました。

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続いての朗読者は、会員の佐藤よしこさん。

民喜作品を介して、友人で舞踊家のHiromiさんと意気投合したとのこと。

初めての、朗読&舞踊のコラボです。

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朗読作品は、原民喜の短編童話「気絶人形」。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/43530_28513.html

民喜自身を彷彿させる、感受性が高く繊細なお人形が、目まぐるしい

外界の刺激に目を回し、気絶してしまうというお話です。

「くるくるくるくる、ぐるぐるぐるぐる…」

若い頃から声楽を嗜んでおられる佐藤さんの、よく通る声が響きます。

その声にぴったり合わせて、Hiromiさんのしなやかな舞が。

洋風帽子に和服という和洋折衷の衣装も素敵です。

動きに従って煌びやかな衣装の袖や裾が翻るさまには、思わず息をのみます。

くるくる、ぐるぐるといった擬態語や「ぺちゃくしゃ」などの擬音語が、

非常に魅力的かつ効果的に作用するのを、体感させられるステージ。

まさに再現者によって全く異なる趣を醸し出す再現芸術の妙です。

それをを十分に堪能できたお二人の素晴らしいパフォーマンスに、会場からも

熱い拍手が溢れました。

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演技終了後には、佐藤さんから、2人がパフォーマンスに込めた思いや感想を。

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Hiromiさんは「このお話は、気絶したお人形が少女の温かい手によって生気を

取り戻す、というエンディングです。佐藤さんと作品を作り上げながら、民喜は

〈傷ついた心に温かい愛情を!〉というメッセージを込めたのでは?」と…。

この童話の発表は、原爆投下から5年後の1950年。惨禍を経た後、世の中が急激に

復興していくさなかの作品です。

たしかに、戦争によって傷ついた繊細な心に必要だったのは、「温かな手」に象徴される

人間の優しさや温もりだったのかも知れませんね。

 

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ポーランドから来た民喜研究者のウルシュラさんや原さんと記念撮影。

 

第二部は参加者同士の懇談を兼ねて、参加者の皆さまにご発言いただきました。

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初代会長の大牟田稔さんの御子息で、毎日放送本社にお勤めの大牟田聡さんは、

中学生の時に原民喜を読み、膨大なレポートを書き上げたという年季の入った民喜ファン。

パフォーマンスの感想や会のことなどをお話しくださいました。

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民喜との思い出などさまざまな積もる話を語ってくださった、原時彦さん。

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広島文学資料保全の会代表の土屋時子さんからは、

図書館移転問題に関する経過報告や、原民喜峠三吉栗原貞子、太田洋子

文学資料のユネスコ記憶遺産登録申請についてを。

 

その他諸々、ご参加くださっていた沢山の方々にご発言いただきましたが、

事務局世話人らは皆マイクを回すのに慌ただしく、写真を撮っておりません。

誠に申し訳ございませんでした。

 

ともあれ、今年も無事に集いを開催し、民喜の言葉に互いの心を重ねて

平和への祈りを捧げることができました。

皆さまのお力添えのお陰です。

この場を借りまして、厚く御礼申し上げます。 

皆さま本当にありがとうございました✨

                        広島花幻忌の会

 

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原民喜 # 花幻忌 #平和 #朗読

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年 原民喜没後72年 「花幻忌の集い」開催のお知らせ

 

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 今年も明日3月13日、原民喜は命日を迎えます。

例年、命日前後の週末に開催している「花幻忌の集い」、今年は諸般の事情で

少し送らせ、3月21日(火・祝)に開催いたします。

 会報は既に2月下旬に皆さまに発送し、会員諸兄姉にお知らせしておりましたが、

ホームページアップが遅れてしまいました。申し訳ございません。

開催要項は以下でございます。

平和を祈りながら綴られた民喜の言葉を、皆さまと分かち合いたいと存じて

おります。

皆さまお誘い合わせの上、是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。

 

 

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# 原民喜 # 花幻忌 # 平和 # 祈り # 朗読