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広島花幻忌の会(原民喜文学の研究・継承)

当会は、原民喜の文学を愛する人々の集いです。会からのお知らせを随時更新します。

2021年 原民喜生誕祭のご案内

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2021年 原民喜生誕祭のご案内

     ー「原民喜が辿った大正時代の厳島」ー

 


 急に肌寒くなって参りましたが、皆さまお健やかにお過ごしでしょうか。今年も原民喜生誕日(11月15日)が近くなって参りました。没後70年の今年は、彼の生誕116年に当たります。新型コロナウイルス感染症も漸く少し落ち着いてきましたので、今年もささやかな生誕祭を開催することを決定致しました。

   今年は原民喜と宮島を中心に。宮島観光大使で音楽家の白井朝香さんの奏でるフランスシターの音色にのせて、原民喜の詩作品を朗読。その後、詩人・エッセイスト・宮島歴史研究者の舩附洋子さんによるお話を予定しております。舩附さんは先祖代々宮島で暮らしてきた家系に育ち、長く宮島の歴史に関する研究を続けておられます。

 今回は、舩附さんのガイドで原民喜初期作品(『幼年画』所収「不思議」)に描かれている戦前の厳島を辿ります。原民喜初期作品は、戦前の広島を鮮やかに描写しており、かつての暮らしや風景を垣間見ることのできる、貴重な記録でもあります。

  秋は諸行事も多くお忙しいことと存じますが、ご都合をご検討の上、是非お越し下さいますようご案内申し上げます。

(※ 予約不要・入場無料。各席の間は広く取り、消毒液などを準備致します。マスクは各自でご用意ください。受付では連絡先のご記入をお願い致します。)

 


       日時      11月13日(土) 午後2時〜4時頃

       ところ    広島市中区中島町1-2

                                             広島平和記念資料館 地下会議室2

                                                       (電話 082-241-4004)

【 プログラム 】

①献花 黙祷 開会の挨拶
②朗読 シター奏者・白井朝香さんの演奏にのせて 詩「永遠のみどり」他                     飛び入りの朗読も歓迎いたします。奮ってご参加ください。)
③ 記念講演 「原民喜が辿った大正時代の厳島」講師・舩附洋子さん

④   ユネスコ「世界の記録」登録申請の報告

⑤   事務局からお知らせ

 

          

講師  【  舩附洋子さんプロフィール  】

  1952年、宮島生まれ。詩人・随筆家、歴史研究者。

先祖代々宮島で暮らしてきた家系に育つ。宮島にこだわり写真を撮り続けた父・舩附理人から宮島の粋を学び、まだ知られざる宮島を、現代詩やエッセイに綴り続ける。

 詩集「蒼い薔薇」、「厳島新絵図」など著作多数。中国新聞文化センタークレド教室講師も務める。

 


シター演奏【 白井朝香さんプロフィール 】 

 広島在住のヴァイオリン・シター奏者。エリザベト音楽大学卒業。1988年〜94年、新広島フィルハーモニー管弦楽団の主席奏者。2003年フランスシターと出会い、2009年世界平和記念聖堂にて行われた「原民喜生誕祭」にてシター奏者としてデビュー。広島から平和への思いを伝える活動を開始。2013年宮島観光大使に任命され、世界遺産厳島神社にて奉納演奏。

音楽を通じた国際親善にも努めており、国内外での演奏を精力的に行なっている。

 



 

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