今日、3月13日は原民喜の命日「花幻忌」です。
広島花幻忌の会では今日に先だち、10日(日)に広島平和記念館東館 会議室にて毎年恒例の、命日の集いを行いました。
あいにくの雨天で参加者は若干少な目でしたが、参加者相互の交流ができる、心温まる会になりました。皆さまへの御礼と共にご報告申し上げます。
はじめに献花、黙祷を。
広島女学院中学生 による詩の朗読。民喜の詩「碑銘」「魔のひととき」「風景」「永遠のみどり」など、頑張って読んでくれました。
広島花幻忌の会 事務局長を務め、詩人としても詩作を続ける 長津功三良さんは
自作の方言詩を。
広島県詩人協会会員で詩人の八木真央さんによる、自作詩の朗読。
「ひかり」と「混色」。
心のこもった温かみのある作品でした。
その後、長崎から駆けつけてくださった、活水女子大学文学部教授・詩人の田中俊広さんのショートスピーチ。短い中にも民喜文学への深い造詣を感じさせられる内容でした。
続いて昨年末ギャラリー交差611で行われた「原民喜ーかすかにうずく星」展示の報告を。スライドを交えて語ってくれたのは、展示総合ディレクターを務めた、画家の手嶋勇気さんです。
上のスライドは、最終日のイベント(作家たちの座談会)の様子です。
会員で研究者の中村朋子さん(前広島国際大学教授)、ウルシュラ・スティチェックさん(広島大学非常勤講師)は、75もの言語に翻訳された原爆文学を検索できる「原爆文学検索サイト」についての報告と紹介を。大変貴重な素晴らしい研究成果です。本当にありがとうございました。(②へ続きます)
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